さやぽ降臨@山本サヤカオフィ

■ お母さんNo.39 DATE:2005/08/26(Fri) 18:00
name:山本サヤカ

東京に上京してきてから、もう3年くらい経つけど、お母さんに自分の日常あったことを色々話すようになったのは、最近のことだと思う。それに、石川に住んでいるときは、お母さんに頼ってばかりで、朝起きるにしてもお母さんが起こしてくれるって余裕を持ってたり、ご飯は必ずお母さんが作ってくれるって頼りきってた。だけど東京で家族と離れて暮らすようになって、お母さんの大変さが少しだけ分かった気がする。私は自分の身の回りのことだけでも、いっぱいだったのに、お母さんは家族みんなのことを支えてくれてるんだって。それは離れて暮らしてなかったら、気付けてなかったと思う。そして、お母さんが今年、東京に来てくれたときのこと。空港で待ち合わせをしていて、飛行機が遅れて、なかなかお母さんが来なかったとき。不安で不安で、まるで自分が迷子になったときのように探していた。だから、お母さんが見えたとき泣きそうになってた。さらに、泣きそうになったのは、大きい荷物の中に手作りのお弁当があったこと。小さいときから、お母さんの味で育ってきて、外食もそんなにしたこともなかったから、東京に来てからは、コンビニにも興味あったし、お店もいっぱいあって美味しいし、いろんなお店に行けて、嬉しかった。だけど、お母さんの料理が一番だって思う。そして、この日初めて二人で東京の広い街に買い物へ出掛けた。思い返してみると、お母さんと二人で洋服を見たり、街を歩くのは初めてだって気付いて照れ臭かった。今までは、お母さんと二人で街を歩いたりするのが、恥ずかしくて嫌だって思ってた。だけど、この日はお母さんと二人で歩いて買い物をしていて、親子だってすごく実感した。実感したっておかしいのかも知れないけど、「私のお母さんです!」って胸を張って歩いてた。すごく嬉しい気持ちになって、この人がお母さんで本当に良かったって心から思った。別に特別な日じゃなかったけど、お母さんのことをもっと好きになれた一日だった。なかなか直接言えない言葉だから、この場を借りて、伝えます。「お母さん、ありがとう」この文を読んでくれた方が、お母さんや家族の人にありがとうって気持ちを思ったり、何か思い出して暖かい気持ちになってくれたら嬉しいです。