さやぽ降臨@山本サヤカオフィ
■ 春日和晴れた青空。
いつもと違うように道を歩いてみた。
下を向いて歩くことをやめて、空や大きなビルを見ながら、景色を感じて歩いてみた。
上京したころは、すべてに興味深々で観光客みたいに、いっつもキョロキョロして歩いてた。
人の多さや、電車が次々に来てて、高いビルがいくつもあって、夜も昼みたに街がにぎやかで、常に動いてるイメージ。さすがに今は、上京して4年も経てばキョロキョロしない。
東京に早く馴染みたい、そう思ってた。
そう思ううちに、なぜか周りの景色をあまり見なくなった。
意識しなくても感じていた空もにぎやかな空気も。だから、いつもと違うように歩いてみた。
晴れてる太陽の下は、とても居心地がいい。
ある中学校のグラウンド。
2匹の蝶を見つけた。羽をひらひらさせて気持ち良さそうに。
こないだ咲いたと思ったサクラの花びらは散っていたけど、鮮やかな緑の葉っぱが目立ちはじめていた。
たんぽぽも可愛く咲きはじめ、いろんな春の花が芽を出していた。そんな心地良いお昼の散歩。
楽しいことは、いくらでも自分で見つけられる。
何か見つけようと思えば〝今〟だって1つ発見できる。自分が動き始めたそのとき可能性が動き始める。
山本サヤカDATE:2006/04/21(Fri) 12:01 No.89