さやぽ降臨@山本サヤカオフィ

■ 雨の日。


また今日も雨が降っている。
そんな日の帰り道、何だか急に寂しくなった。
ときどき無性に誰かの声が聞きたくなるときがある。
携帯のメモリーの中から『家族』の電話番号を探した。
こういうとき、まずは実家に電話をかける。
「家にかければ、誰か出てくれるだろう」っていう単純な理由。

誰かと話すことで、寂しいとか悲しいとかごまかしてるのかもね。
でも、そんな日に限って家は留守だった。
携帯をカバンの中に放り投げた。
カバンに八つ当たり。。。

そんなとき、一人の女の人が嬉しそうに前から歩いてきた。
笑ってた。楽しいことがあったんだろうか?それとも嬉しいこと?
どちらにしてもハッピーオーラが漂ってた。
見知らぬ人だし、もう会うこともない人かも知れない。
でも、その一瞬の笑顔が私まで嬉しくさせた。
次は、私が誰かを笑顔にする。次はその人が誰かを笑顔にする。

笑顔は、人間皆持ってるもの。
世の中、昔に比べて簡単に手に入るものが増えた。
だから、物に頼ってしまう。
でも、物ではどうにもならないことがある。
そんなとき、誰かの存在が必要。
人に頼るわけじゃない。ただ分かり合えるもの同士だから。
誰かが泣いてたら、同じように悲しくなる。
誰かが喜んでたら、同じように嬉しくなる。

というか、そう感じられる人でありたい。

たまに自分自身を見つめ直してみるのもいいもんだ。

明日もあなたに“幸”あれ☆


山本サヤカDATE:2006/06/16(Fri) 01:27 No.93