さやぽ降臨@山本サヤカオフィ

■ 空。No.15 DATE:2005/03/15(Tue) 23:49
name:山本サヤカ


私にとって空とは多分一番信じられるものかも知れない。悲しいとき、嬉しいとき、淋しいとき、空を見たり、空に歌ったりすると心がスッキリして前向きに考えられるようになる。自分の気持ちを偽ることなく話すことが出来る。いつも気付けば空を見ていたことが多かった。よく空を見るようになったのは、きっと上京したことが自分の中で大きかったことだと思う。何度も考えたことがあった。それは、何で同じ空で空はつながっているのに、人との距離はこんなに遠いんだろう…と。だから空に祈ったり、星空に願いを込めたりするのかも知れない。今でも帰り道に夜空を見ながら考え事したり、何か今日は気分が乗らないなって時に自分が好きな空の色だったりするとやる気が出てくる。空は目には見えない力があるんだなと日々実感する。いつも見ている風景でも、悲しい音楽を聴くと淋しげに見えたり、楽しい音楽だとその場所が輝いてみえたり。新しい発見があったり、夜空を見ながら少し泣いたり、家族、友達に会いたいと思ったり…でも同じ空の下にいるって思うと少し楽にな
れる。息詰まったときに空を見つめていると明るい気持ちになれる。私は木の枝の隙間から見える星空が好きで、雲のない三日月を眺めていると、落ち込んでいたことが何てちっぽけなことだったんだろうと良く思う。月がとても綺麗に見えて、その場で立ちどまると時々その月が自分を見ているように感じて言葉では表現出来ないくらい胸がいっぱいになる。歌でも歌詞やその世界観で胸がいっぱいになることがある。そう感じさせてくれる音楽は素晴らしいと思うし、そう感じさせることの出来る人になっていきたい。空の似合う人でいたいと思う。